有線イヤホン回帰が来てるってホント？スマホでコスパよく高音質を楽しむ方法とは

2025/2/22

ここ数年は無線式のノイズキャンセリングイヤホンが流行していて、私も5000円以下のコスパが良いとされるものをいくつか買ってみましたが、どうもしっくりきませんでした。かといって、2〜3万の高級機を買う財力もありません。
どうしたものかと悶々としていたところ、たまたまガジェット系インフルエンサー3人（3人とも女性！）が有線イヤホンを紹介していました。
実際に使ってみて、メリットがたくさんあって目から鱗が落ちました。
そこで、有線イヤホンを試してみたい方向けに入門用でコスパの良いものを紹介します。

有線イヤホンのメリット

  1. 充電の必要がないので気軽に使える
  2. 軽いので長時間つけても耳への負担が少ない
  3. 1000円程度で音質的に満足できるものが買える

とにかく軽くて安いというのが気兼ねなく使えるので、無線から有線に替えて逆に使用頻度が上がりました。5000円以下のワイヤレスイヤホンをあれこれ買うのであれば、有線イヤホンを検討してみてはいかがでしょうか。

有線イヤホンの買い方（イヤホンジャックがないスマホ対応）

最近のスマホ（アンドロイドもアイフォンも）にはイヤホンジャックがついていない事が多いので、一般的なステレオミニプラグの有線イヤホンが接続できません。
そこで選択肢としてUSB-C端子になってる有線イヤホンを買うか、ステレオミニプラグからUSB-C端子への変換アダプターを買うかの２択となります。
私としては後者の変換アダプターを使うことをおすすめします。理由としては。

  • 前者は有線イヤホンの選択肢が狭まるから
  • 変換アダプターの質によって音質が変わるから

スマホのUSB-C端子から発せられたデジタル信号をアナログ信号に変換してイヤホンに伝えるわけですが、変換するためにDAC（Digital to Analog Converter）チップというものが必要になるのですが、USB-C端子になってる有線イヤホンはちゃんとしたDACチップが搭載されているか不明なことが多いです。また、変換アダプターもピンからキリまで有り100円ショップで販売されているものは音質が悪いとの評判です。

次に見逃せないのがイヤーピースです。装着感だけでなく音質にとっても非常に重要なパーツになります。コスパ重視のイヤホンでは、どうしても付属品のイヤーピースにコストは掛けれないと思うので、質の高いイヤーピースに交換することで本来の実力がフルに発揮できるようになると思います。

というわけで、有線イヤホンを使ってスマホで良い音楽を聞きたい人は以下の3つを揃えてください。

  1. ステレオミニプラグの有線イヤホン
  2. USB Type-Cイヤホンジャック変換アダプター
  3. 高品質なイヤーピース

それぞれについて、私がコスパ重視で選んだものを紹介したいと思います。3つ合わせても5000円いかないです。

Hi-Unit カナル式有線イヤホン HSE-A1000(H)がコスパ最高

※写真は旧パッケージ

今は100円ショップで300円〜500円で見た目は良さそうな有線イヤホンが買えてしまう時代ですが、イヤホン専門ブランドHi-Unitの1000円ちょっとで買えるHSE-A1000(H)が最もおすすめです。
上を目指せばきりがない世界だけど、私は気兼ねなく使えるお手軽さを重視しているのでHSE-A1000(H)で大変満足しています。

概要

「求めやすい価格帯でリスナーの感動を深めるイヤホン」を目指して企画・開発されたHi-Unit（ハイユニット）の第一弾モデル。
定価は税込1,320円。
カラーバリエーションは7色。

優れた耳を持つイヤホン専門スタッフがドライバーを製造している中国の工場まで出向いてエンジニアとともに音をチューニングした商品。

  • ボーカルが明瞭で、ポップスを楽しむのに最適。
  • 音導管には高密度フィルターを使用し、音に奥行きが出るよう調整。
  • 強度の高いフィラメントコードを使用することで耐久性を上げ、断線に強い仕様。
  • 断線の主な原因となるプラグ部分には、屈曲に強いコードブッシュを採用。

凛として時雨のドラマー、ピエール中野氏が中国の工場に出向きこだわってチューニングした特別モデルも有り！

スペック

  • 高精度なアルミ削り出しハウジング
  • ドライバーユニット： φ10mm高磁力マグネット
  • 型式：密閉ダイナミック型
  • 再生周波数帯域：50～20,000Hz
  • インピーダンス：16Ω
  • プラグ：φ3.5mmステレオミニプラグ
  • 出力音圧レベル：96dB
  • 最大入力：5mW
  • 重 量：約15g
  • コード長さ：120cm
  • 付属品：イヤーピース3サイズ（SS/S、M※本体に装着）

USB-C変換アダプターはハイレゾ対応を選ぶ

USB Type-Cイヤホンジャック変換アダプターは安価にもかかわらず最大32bit/384KHzのハイレゾロスレス対応のDACチップConexantのCX31993かRealtecのALC5686を搭載したものが評判が良いようです。
価格は1000円〜2000円くらいで、Amazonで検索してみると中国のノーブランド品がたくさん出てきますが、ノイズが酷かったり当たり外れがあるようなので、そこそこ名の通ったUGREENのALC5686搭載モデルを選ぶのが無難かも。
ちなみに私は価格優先で1000円ちょっとのノーブランド品をギャンブルと知りながら買いました。UGREENのものは通常価格で2500円くらいなので、セールで1900円くらいになったら買いですね。

変換アダプターも高級品はいくらでもあるけど、イヤホンに比べると音質への貢献度は高くないのでこの価格帯のもので十分。アダプターにお金をかけるならイヤホンにお金をかけたほうが絶対良いと思います。

イヤーピースはfainl イヤホン用イヤーピース TYPE E

final TYPE Eは柔らかいシリコン製の万能タイプのイヤーピースです。
ノーマルタイプ（有線イヤホン用）とワイヤレスイヤホン専用の2種類あるので注意。また初心者にとってありがたいことに、色々なサイズが入ったお試しタイプがあります。

お試し版は、SS、S、M、L、LLが各2個、合計10個入りで同じく定価980円（税込み）

通常版は、1サイズ6個入りで定価980円（税込み）

まずはお試し版を買って自分のサイズを確かめて、通常版を買い足すことができます。
裏技として、お試し版の明らかにサイズが合わないものはメルカリで売ることができます。
私の耳は小さい方なので、明らかに大きすぎるLとLLサイズのみを出品したら500円程度で売れました。

まとめ

HSE-A1000(H)は入門用としても最適ですし、個人的には音響メーカーの定価で3000円くらいするイヤホンより音が良いと感じています。
​​HSE-A1000(H)をベースに変換アダプターとイヤーピースを色々試してみて好みの音を追求するもよし。思い切ってリケーブル可能な高級有線イヤホンの沼にハマるもよし。
この記事が少しでも皆様のイヤホンライフのお役に立てば幸いです。それではまた別の記事で！

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